星座石(せいざせき)とは~幸福を運ぶ星の宝石たち~
星座石(せいざせき)というものを聞いたことがあるでしょうか?日本では誕生石が広く知られていますが、星座石は初めて聞くという方が多いのではないでしょうか。今回はそんな星座石について、誕生石との違いや楽しみ方をご紹介します。
星座石とは?
星座石(せいざせき)とは、身に着けると弱まっている運気を上げて幸福を得られるとされている宝石のことです。自分の星座に対応する星座石を身に着けることで、幸福を得られると同時に災いから身を守ることが出来るとされています。
この考え方は星座石が誕生した頃から変わっておらず、人々は厄災から逃れるためのお守りとして星座石を身に着けてきました。星座石は、ヨーロッパなどでは誕生石よりも一般的に知られています。
始まりと歴史
星座石の歴史は占いから始まります。紀元前6世紀頃の古代メソポタミア地方のカルデア人達は、天体観測を行って日々変化する星などの天体の様子から運勢を占っていました。これが現代の占星術の元祖であり、この時初めて星座という概念が誕生しました。
その後、星座は神話などと結び付けられて最終的に88個誕生しました。この88個の星座の中で、太陽を中心に回っている地球の軌道=黄道(こうどう)を通る12の星座を「黄道十二星座」として定めました。そして、それぞれの星座や星座に結びつけられた神のイメージに合う宝石を当てはめていったのです。これが星座石です。
古代の人々は、その時に天頂に位置する星座に対応する星座石を身に着けることで、幸福がもたらされると同時に災いを遠ざけることが出来ると考え、星座の動きに合わせて身に着ける星座石を変えていったのでした。
誕生石との違い
ここまででご紹介したように、星座石は各星座ごとに決められています。一方誕生石は1月、2月のような月ごとに決められています。つまり星座石と誕生石の違いは「何を基準に宝石を定めているか」という部分です。
ちなみに星座石と誕生石で共通している部分としては、「身に着けると幸運をもたらす」と言われている点、旧約聖書に登場するほどの長い歴史を持っている点などが挙げられます。
自分の星座石を知ろう
星座石について詳しく知ったところで、自分の星座石を調べてみましょう。各星座への宝石の振り分けは諸説あるため、今回は代表的なものをピックアップしました。
■宝石名からその宝石が使用されているジュエリーをご覧いただけます。
誕生日 | 星座 | 星座石 |
3/21~4/19 | 牡羊座 | ダイヤモンド、ルビー |
4/20~5/20 | 牡牛座 | エメラルド、サファイア |
5/21~6/21 | 双子座 | アゲート、シトリン、ジャスパー |
6/22~7/22 | 蟹座 | パール、ムーンストーン |
7/23~8/22 | 獅子座 | ダイヤモンド、ルビー |
8/23~9/22 | 乙女座 | サファイア、サードニクス |
9/23~10/22 | 天秤座 | トルマリン、ペリドット |
10/23~11/21 | 蠍座 | オパール、トパーズ |
11/22~12/21 | 射手座 | トパーズ、ラピスラズリ、ターコイズ、アメジスト |
12/22~1/19 | 山羊座 | ターコイズ、ガーネット |
1/20~2/18 | 水瓶座 | アメジスト、サファイア |
2/19~3/20 | 魚座 | アクアマリン、ブラッドストーン |
■誕生石についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
誕生石とは?~幸運を呼ぶ宝石たちの起源と楽しみ方~
星座石の楽しみ方
星座石はただ知っておくだけでなく、身に着けることでより楽しむことが出来ます。ここでは最後に、身に着けて楽しむための星座石の選び方をご紹介します。
- 自分の星座で選ぶ
まずは自分の誕生日に対応した星座石をお守り感覚で身に着けてみましょう。各星座には複数の星座石が定められているため、お好きな宝石を選んで身に着けると良いでしょう。
- 星の周期に合わせて変える
牡羊座であれば3/21~4/19のように、各星座には期間が定められていますよね。これらは約1ヵ月ごとに区切られているのが分かります。この周期に合わせて身に着ける星座石を変えてみましょう。季節の移り変わりを宝石とともに楽しめます。
- 効果で選ぶ
星座石に限らず、宝石は身に着けるとヒーリングなどの様々な効果が得られると言われています。この効果によって身に着ける宝石を選ぶのも楽しみ方の1つです。気分や状況に合わせて選んでみましょう。
まとめ
【Lucida】アイテム一覧
SoëLではダイヤモンドやシトリン、アメジストなどの星座石を使用したジュエリーも展開しております。
■それぞれの宝石を使用したジュエリーは、一覧表の宝石名からご覧いただけます■
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
この記事を書いた人
Miyasaka
SoëL / スタッフ
新卒でジュエリー業界に入って3年目の、新米と言えなくなってきた社会人。自分自身も勉強になるような記事を目標に情報をお届けします。音楽と美術館巡りと辛い食べ物が好きです。
Featured collection
Birth Stone Collection