About Frame ― 静けさをかたどる、ひとつの構図
「Frame」コレクションは「Aline」コレクションと並ぶ、SoëL Jewelryにおけるもうひとつの象徴です。
その起点は、日常に潜む“静けさ”と“遊び心”。
異なる要素をひとつにすくい上げ、感性の余白としてかたちにしたコレクションです。
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構図としてのオニキス
Frame の特徴は、楕円を描くブラックオニキス。
その黒は、余白を切り取るフレームのように静かな存在感を放ちます。
地金のやわらかな輝きは、肌の上に光の輪郭を描き、仕草に構図を与えます。
その素材に込められた意味については、Elements ― Onyx でも触れています。
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仕草を支える仕組み
Frame に添えられたのは、ecl(エクラ)クラスプ。
押すだけで留まる直感的な仕組みは、機能を超えて「動作の感性」をデザインするもの。
装う時間に、小さな安心と余白をもたらします。
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異なるものを結ぶ構図
Frame は、線と面、黒と光、構造と感性。
対照的なものを結びつけることで生まれたコレクションです。
その佇まいは、日常に溶け込みながら、ふとした仕草に確かな存在感を添えてくれま
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SoëLにおけるFrameの象徴性
Frame は、ジュエリーを“飾るもの”にとどめず、日常の動きや余白と響き合わせる存在。
静けさの中に遊び心を宿すその構図は、SoëLのデザイン思想をもうひとつの角度から体現しています。
Aline が「線」で哲学を結ぶとすれば、Frame は「構図」として感性を開く。
ふたつの象徴が、SoëLの歩みを立体的に描き出していきます。
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次回の Design では、別のコレクションに込めた思いをお届けします。