スキップしてコンテンツに移動する

記事: まばゆい輝きと儚いカラーが目を惹く【4月の誕生石】

まばゆい輝きと儚いカラーが目を惹く【4月の誕生石】
Know

まばゆい輝きと儚いカラーが目を惹く【4月の誕生石】

ジュエリーを選ぶ際にもつい気になってしまう誕生石。1月から12月まで、各月に宝石が割り当てられていますよね。その中から今回は4月の誕生石をご紹介します。

4月の誕生石

4月は全部で2つの誕生石が制定されています。それぞれの特徴や魅力をご紹介します。

■他の誕生石はこちらをご覧ください。
誕生石とは?~幸運を呼ぶ宝石たちの起源と楽しみ方~

 

- ダイヤモンド

ダイヤモンド
英名 Diamond
和名 金剛石
 組成 C
モース硬度 10
無色透明、赤、ピンク、青、緑、黄色、オレンジ、茶、黒など
主な産地 ロシア、オーストラリア、ボツワナ、カナダ、コンゴ、南アフリカなど
石言葉 清浄無垢、純愛、不屈、不変、変わらぬ愛など
お手入れ方法 ・柔らかい布で全体をやさしく拭く
・汚れが気になる時は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れて柔らかいブラシで優しくこすって洗う
・親油性(油分が吸着しやすい性質)を持ち、汚れを放置すると曇ってしまうため、定期的なお手入れを実施する
・超音波洗浄器の使用も可

■ダイヤモンドを使用したジュエリーはこちら

 
四大宝石にも名を連ねる宝石の王様、ダイヤモンド。名前の由来は「無敵」を意味するギリシャ語の「adamas」であるとされており、地球上で最も硬い鉱物という特徴を象徴しているかのような名前が付けられています。
現在では非常に高い価値がつけられている宝石ですが、中世まではそれほど良い宝石とされていませんでした。ダイヤモンドは硬度が高いため加工が難しく、扱いにくかったのです。15世紀になりダイヤモンドを研磨する効果的な方法が発見され、現在の様に最高峰の宝石として扱われるようになりました。

強い輝きが特徴の1つでもあるダイヤモンドですが、この輝きに種類があるのをご存じでしょうか。ダイヤモンド内部の白く明るい輝きの「ブリリアンス(ブライトネス)」、動かした時に見られるキラキラとした輝きの「シンチレーション」、光が入った時に生まれる虹色の輝きの「ディスパージョン(ファイア)」の3種類に分けられます。どの輝きが顕著に見られるかによってダイヤモンドの印象も変化します。ダイヤモンドが持つ高い屈折率と優れた宝石カットの技術が組み合わさると、これらの輝きが美しく見られるようになります。
虹色のイメージ画像
ダイヤモンドと言えば無色透明をイメージする方が多いでしょう。ですが実は色付きのダイヤモンドも存在します。これらは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれ、ピンク、青、緑、黄色、茶色、黒など非常に様々なカラーが存在します。その中でも特に希少とされるのがレッドダイヤモンド。ジュエリー業界の関係者でも見ることが出来ない「幻のダイヤモンド」とも呼ばれており、世界で30個体程しか発見されていないと言われています。
ファンシーカラーダイヤモンドには天然のものと人工的に色を付けたものがあり価値にも差が出るため、選ぶ際にはどちらに該当するかしっかりと確認しましょう。

ダイヤモンドには、心身を浄化して強さを与えてくれる効果があると言われています。力を増幅させる効果もあるため、意思を強く持って困難に立ち向かうのを助けてくれます。何かに挑戦したい時や一歩踏み出す勇気が欲しい時に身に着けたい宝石です。

 

- モルガナイト

モルガナイト

英名 Morganite
和名 緑柱石、モルガン石
 組成 Be3Al2Si6O18
モース硬度 7.5~8
ライラックピンク、サーモンピンク
主な産地 ブラジル、アメリカ、ナミビア、モザンビーク、イタリア、マダガスカルなど
石言葉 愛情、清純、優美、優しさ、女性らしさ
お手入れ方法

・衝撃に弱いため、強い力がかからないように気を付けながら柔らかい布で全体をやさしく拭く
・汚れが気になる時は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れて柔らかいブラシで優しくこすって洗う
・紫外線で退色することがあるため、出来る限り直射日光が当たらないように注意する

2021年に新しく追加された誕生石で、桜の花を連想させるふんわり優しい色合いから4月の誕生石に制定されました。
見る角度によって色が変化して見える多色性という特徴を持っており、青みのあるライラックピンクから黄みのあるサーモンピンクまで多様な表情を見せてくれます。生産量が少なく希少で、青みがかったピンク色で発色が鮮やかなものが最高品質とされています。

モルガナイトは、緑柱石(ベリル)という鉱物の中でピンク系の発色がみられるものを言います。実はアクアマリンやエメラルドも同じ緑柱石からできているため、モルガナイトは兄弟の宝石と言えるでしょう。
その可愛らしい色からかつてはピンクベリルローズベリルなどとも呼ばれていたモルガナイトですが、1911年にマダガスカルでピンクベリルが発見された際、宝石学者のフレデリック・クンツがモルガナイトと正式に名付けました。この名前は、クンツの友人でもありピンクベリル研究の支援を行っていた宝石愛好家のジョン・ピアポント・モルガン氏に敬意を表して命名されました。モルガン氏が4月生まれであったことも、このモルガナイトが4月の誕生石に制定された理由の1つと言われています。
ウェディングのイメージ画像
欧米ではブライダルジュエリーとしても人気が高いモルガナイト。需要が高まったのは、ある有名人のエピソードがきっかけです。
2002年、歌手のジェニファー・ロペスが俳優兼映画プロデューサーのベン・アフレックからプロポーズされた際、ピンクダイヤモンドのリングを贈られました。この出来事を機にピンクダイヤモンドへの憧れは急上昇。しかし、ピンクダイヤモンドは決して安くはない宝石です。そこでピンクダイヤモンドの代替石としてモルガナイトに注目が集まったのです。これ以降、現在でもモルガナイトのブライダルジュエリーは人気を集めています。

モルガナイトには怒りや悲しみなどのマイナスの感情を鎮め、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるとされています。無償の愛をもたらすとも言われており、周りの人に優しく接することができるようになることで良好な関係性を築くサポートをしてくれます。

 

SoëLの誕生石ジュエリー

fr180
SoëL Fronty 一粒ダイヤモンドネックレス [K18]

SoëLでは4月の誕生石であるダイヤモンドを使用したジュエリーも展開しております。
ぜひ誕生石ジュエリーとして、毎日のコーディネートに取り入れてみて下さい

■SoëLの誕生石ジュエリーはこちら
Birth Stone Collection

 

まとめ

華やかな魅力を持つ4月の誕生石。ぜひ身に着けて楽しんでみて下さいね。最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。

この記事を書いた人

プロフィール画像

Miyasaka

SoëL / スタッフ

新卒でジュエリー業界に入って3年目の、新米と言えなくなってきた社会人。自分自身も勉強になるような記事を目標に情報をお届けします。音楽と美術館巡りと辛い食べ物が好きです。

Top